アイガモ くらぶ

 お米の保存法

お米の保存は、米虫や劣化やカビなどにご注意下さい。

田宮農園のお米は、栽培も無農薬ですが調整・保存も無農薬にこだわっておりますので、籾摺り・色彩選別調整後は、15度の低温倉庫で管理をしておりますので、米虫などの発生はしておりませんが、まれにお買い上げ後の管理次第で米虫やカビなどの発生をする場合が考えられますので、適切な管理をして、安全な米を美味しくお召し上がり下さい。

米虫はノシメマダラメイガとコクゾウムシが主な害虫で、20度以上で活動始めますから温度の低い所が最適です。
 簡単な対策として、民間療法ですがニンニクやとうがらしを米の中に入れると良いと聞きましたが、虫が出てからでは間に合いませんので予防策です。

お米は野菜と同じ、保存次第で劣化やカビを抑えることが出来ます。
劣化の条件は、高温・湿気・酸化などで、ご家庭なら冷蔵庫の野菜室などがおすすめです。
フリザーパックやタッパー等に入れると臭い移りや湿度変化も少ないし、密閉すると酸化も抑制できるので、いつまでも美味しく食べられます。

以上の点から、お米の保存には涼しくて暗い場所(冷暗所)が適当です。
床下収納のある家庭では、ここを利用するのもよいでしょう。風通しは、よくありませんが、温度はかなり低くなります。

 米虫

●ノシメマダラメイガ

 ノシメマダラメイガは、お米のヌカや芽の部分に卵を生みます。生まれた幼虫は、黄白色に近い色をして、小さい芋虫の形態をしています。ヌカを食べて成長し、やがて白い糸を出し蛹(さなぎ)になります。このときの白い糸がお米の粒をくっつけてしまいます。やがて羽化して蛾となって飛んでいきます。

 ノシメマダラメイガは、夜になるとそこらじゅうで飛び回ります。ヌカや小麦粉などの穀粉の匂いを嗅ぎつけて、卵を生みに来ます。購入時のお米の袋など食い破って中に入り込んでしまうこともあります。購入した袋のままでの保管がいけない理由が、ここにもあります。必ず密閉できる容器に入れ、定期的にヌカ等を掃除することが肝心です。

ノシメマダラメイガの画像 食品総合研究所貯蔵害虫研究室[貯穀害虫・天敵図鑑]より

形態   長径が0.4mm内外の楕円形。乳白色。
幼虫 老齢幼虫の体長は10mm-12mm。頭部は茶褐色、腹部は系統や環境により黄白色、淡赤色、淡緑色など。
  体長は8mm前後。黄褐色。
成虫 体長7-8mm。翅を広げると14mm内外。頭部は紫赤色、腹部は灰白色、前翅の基半分は淡黄色、灰褐色で仕切られたあと半分は赤褐色。
加害する食品 穀類、小麦粉などの穀粉、油分の多い乾燥加工食品など。
加害形態 玄米の場合、幼虫は胚芽部に次いでぬか層を食べ白米化する。菓子やインスタント食品の袋を食い破って中に入り込み食べることもある。 ノシメマダラメイガの糞は赤いので他の虫との区別が付きやすい。また加害された食品の表面に細かく糸を張り、覆ってしまうこともある。
防除方法 こまめに清掃し、餌となりやすい食品くずなどを出来るだけ残さないようにする。 工場などでは発生を確認するフェロモントラップも使用される。

●穀象虫(コクゾウムシ)

 穀象虫は、甲虫の一種で、その名のとおり鼻面が象の鼻のように長く伸びています。穀象虫は、なんと米粒の中に卵を生みます。数日で孵化(ふか)して幼虫は、お米の中を少しづつ食べながら大きくなります。やがて成虫となり、卵の殻を破って生まれてくるヒヨコのように、米粒の中から出てきます。そして、お米を食い散らし、また卵を生みます。

 穀象虫は、玄米も好み卵を生みます。困った事に、精米工程の熱では死滅しません。防除するには、精米所を徹底的に清掃する必要があります。家庭においては、購入したお米は早めに消費することや、密閉容器に入れ温度の低い所で保管する事が大切です。

穀象虫の画像 食品総合研究所貯蔵害虫研究室[貯穀害虫・天敵図鑑]より

形態 幼虫は白いウジ状。
成虫の口吻は前方に長く突出する。体色は茶褐色〜黒褐色。2対の淡色の斑点がある場合が多い。体長は2.9-3.5mm。
加害する食品 米、麦、トウモロコシ、パスタ、乾燥芋、乾麺等
加害形態 健全な穀粒を加害する。象の鼻のような口吻で穀物に穴をあけて卵を産みこむ。 孵化した幼虫はそのまま穀物の中で発育して蛹になり、成虫となって穀物から出てくる。25〜30℃、 70%RH条件では、産卵から成虫の出現まで約1ヶ月間かかる。成虫も穀物を食べる。
防除方法 清掃をよくし、こぼれた米粒などを放置しない。