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    話の泉

〈22〉踏切での女性の救出事故死を悼んで

 
★凶悪な殺人事件が毎日のように起きている今日この頃ですが、JR横浜線川和踏切で線路上に倒れた74歳の高齢者を40歳の村田奈津恵さんが、自らの命と引き換えに救出したニュースは、日本ばかりでなく世界中の人々に大きな感動を与えました。
 ★すべての出来事は主なる神の許可のもとに起きていますから
(マタイ10:29)、この事故も、人々に教訓となるように発生を許可されたのだと思います。
 ★この事故について、いくつかの視点から考えてみたいと思います。

人が人を救うために命を捨てること
 ★人が他人を救うために自分の命を捨てた、という事実に直面すると、多くの人々は衝撃を受け、感動し、自分だったらどう考え、どう行動したろうかと思いを巡らします。
 ★聖書は

 「人がその友のために自分の命を捨てること、これより大きな愛はない」(ヨハネ15:13)

と言っています。「その友」とは、友人、知人、家族だけでなく、自分のそばにいる「隣人」のことです。
 ★この高齢男性を救出した村田さんにとっては、この男性が隣人だったのです。

「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」(マタイ22:39)

と主イエスはいっておられます。
 ★主イエスはこのみ言葉を十字架の上で自ら実践なさいました。すなわち、信仰をもって応答するすべての人々を罪の裁きの場としての地獄から救うために、十字架の上で私たちの身代わりに死んで、三日目に死から復活してくださったのです。

私たちがこの女性村田さんの立場に立たされた場合、どう対処すべきか
 ★普段から、こういう時はああしよう、こうしようと考えて備えている人は少ないと思います。それが、普通だと思います。
 ★しかし、現実にこういう事故が、12,3年前にもJR新大久保駅で起きていますので、身近な問題として考えておいたほうがいいでしょう。
 ★筆者が考える最善の方法は、踏切や駅をよく利用する人は、非常ボタンの場所を確認して、いざという時は、即座に押す心の準備をしておくことだと思います。
 ★列車は遮断機が下りてから15秒で来るそうです。非常事態が発生したなら、非常ボタンをボタンが戻らなくなるまで押し続けます。すると、信号が赤になって列車がとまります。少なくとも、列車のスピードを遅くさせ、到来を遅らせることができます(
踏切トラブル対処法
 ★村田さんは、一緒にいた父親が「よせ、間に合わない」と制止したにもかかわらず、「助けなくっちゃ」と飛び込んで行ったとのことです。
 ★村田さんではなく、他の人が非常ボタンを押したそうですが、押した時間がやや遅れたためでしょうか、間に合わなかったようです。
 ★村田さんは以前にも人を助けたことがあり、この時も自分には出来るという自信があったのかもしれません。あるいは、普段から人助けを心掛ける善良な性格から、本能的に飛び出して行かれたのかもしれません。
 ★けれども、村田さんの早すぎる突然の死は、目の前で目撃させられた父親のみならず、突如愛する娘の死という恐ろしい現実を突きつけられた母親にも大きな心の痛手となったはずです。
 ★村田さんが夫や幼い子供らを持った一家の主婦であったなら、同じ行動はとれなかったでしょう、というより、とってはいけないことです。

助けられたこの高齢男性が踏切で倒れ込んだのは、自殺志願のためだったとみられています
 ★目撃者の話では、この男性は自殺目的で踏切に進入したようです。自殺志願者が助けられたことは良かったですが、代わりに、まれにみる人格高潔な女性が無残な死を遂げられたことは、何とも痛ましく、哀しいことです。
 ★自殺願望を持つ人々は、自殺は神様から一時借り受けた神様の所有物(自分の命)を勝手に破壊する犯罪であり、周りの人々に多大の迷惑を及ぼすことであり、身近な人々の心に癒しがたい傷をもたらす行為であることを肝に銘じてください。
 ★たまたま自殺志願者を死に至らしめた列車の運転手の心にも深い心の傷を与え、現場に居合わせ目視させられた通行人や乗客の心にもダメージを与えるのです。
 ★また、公共機関である鉄道などを利用して、自殺を図った場合は、巨額の損害賠償金がその人の遺族に課せられることを知ってください。

踏切救助死された村田さんは、その善行のゆえに天国に行けるのか
 ★聖書の教えは、地獄から天国への救いの唯一の道がイエス・キリストであるということです。すなわち、罪のあがない主イエス・キリストを信じていない者は、どんな善行を積んでも、自分の行いによって天国に上ることは決して出来ないということです。
 ★村田さんがイエス・キリストを信じておられたなら、天国に行かれたことでしょう。

「この人(イエス・キリスト)による以外に救いはない。」新約聖書使徒4:12

 ★言い換えれば、踏切救出死という気高い犠牲死を遂げた村田さんとは比較にならない、十字架上の二人の犯罪人の一人のような人物でも、世界唯一の救い主イエス・キリストを心底信じる者はだれであっても、天国に行けるのです
(ルカ23:39〜43)。誰が何と反論しようとも、これが聖書の教えであり、聖書の語る「よい知らせ」なのです。

「それは、イエス・キリストを信じる信仰による義
(罪の赦し)であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。すなわち、すべての人々は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており(誰も自力では天国に行けない)、彼らは、あたいなしに、神の恵みにより、イエス・キリストによるあがないによって義とされる(神の前に罪なしとされ、天国へ行く資格を与えられる)のである。」ローマ3:22〜34 (かっこ内は筆者の解説)


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キリスト紀元2013年 10月 18日公開

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