みことば黙想

〈36〉 旧約聖書創世記第1章
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聖書

 
1はじめに神は天と地とを創造された。2地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
 3神は「ひかりあれ」と言われた。すると光があった。4神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。5神はその光を昼と名付け、やみを夜と名付けられた。夕となり、また朝となった。第1日である。
 ★6
神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。7そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。8神はそのおおぞらを天となずけられた。夕となりまた朝となった。第2日である。
 ★9神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。10神はそのかわいた地を陸と名付け、水の集まった所を海と名付けられた。神は見て、良しとされた。11神はまた言われた、「地は青草と、種を持つ草と、種類に従って種のある実を結ぶ果樹とを地の上に生えさせよ」。そのようになった。12地は青草と、種類に従って種を持つ草と、種類に従って種のある実を結ぶ木とを生えさせた。神は見て良しとされた。13夕となり、また朝となった。第3日である。
 14神はまた言われた、「天の大空に光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、15天の大空にあって地を照らす光となれ」。そのようになった。16神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。17神はこれらを天の大空に置いて地を照らさせ、18昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。神は見て、良しとされた。19夕となりまた朝となった。第4日である。
 20神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天の大空を飛べ」。21神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類に従って創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類に従って創造された。神は見て、良しとされた。22神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ。海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。23夕となり、また朝となった。第5日である。
 24神はまた言われた、「地は生き物を種類に従って出だせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類に従って出だせ」。そのようになった。25神は地の獣を種類に従い、家畜を種類に従い、、また地に這うすべての物を種類に従って造られた。神は見て、良しとされた。
 26神はまた言われた、「我々のかたちに、我々にかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。27神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。28神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。29神はまた言われた、「私は地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなた方に与える。これはあなた方の食物となるであろう。30また地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。31神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第6日である。
旧約聖書創世記第1章1〜31節


はじめに

 ★
聖書全巻の第1番目の書である創世記は、聖書全体の中でも重要な書です。聖書の中の重要な教理である、天地万物の無からの創造、人類の代表者アダムの堕落と救い主による罪のあがない、信仰義認の教理などが記されています。主イエスご自身もこの創世記の言葉を神の言葉として引用しておられます。

T.創世記第1章の1日は千年を意味するのか
 ★創世記の天地創造の記事を、進化論を信じる現代人に受け入れやすくしようとして、創造の6日の1日の長さを千年、ないしそれ以上の長期間としたがるクリスチャンたちがいます。その根拠として使徒ペテロの次のことばを引用します。

 
8愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。9ある人々が遅いと思っているように、主は約束の実行を遅くしておられるのではない。ただ、一人も滅びることがなく、すべての者が悔い改めに至ることを望み、あなた方に対してながく忍耐しておられるのである」。Uペテロ3:8,9

 ★しかし、このみことばを文脈から離れて勝手に自説を裏付ける証拠テキストとすることはできません。このペテロのことばは創世記の1日は千年を意味するとか、神様のいわれる1日は千年の意味だなどと言っているのではありません。このみことばの意味は、神は24時間の一日の間に、全人類が千年かかってもできない大きな仕事をなしうるお方であり、神が人類の悔い改めを待ち望む千年の忍耐は人の親が子供の帰りを待ちわびる1日のようなものだ、といった意味です。
 ★それに、創世記1章に出てくる「1日」だけを千年を意味する言葉とし、聖書の他の箇所に出てくる「1日」は「24時間」の1日とするなどと読者に過ぎない人間が勝手に決めることは許されません。
 ★主イエスが創世記のみことばを書かれているままに素直に理解されたように、私たちも聖書を読む時は、ひねくれた読み方をしないで、素直に読まねばなりません。

 
「イエスは答えて言われた、『あなたがたはまだ読んだことがないのか。「創造者は初めから人を男と女とに造られ、そして言われた、それゆえ、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、二人の者は一体となるべきである」』」 マタイ19:4,5

 ★重要な点は、聖書の神は進化論者が考えるように千年も万年もの長時間をかけて世界を進化させて造ったのではなく、24時間の1日の6倍、つまり6日間に天地万物をお造りになったのだと言う点です。
 ★全能の神による天地万物の無からの創造とはそういう意味だということです(へブル11:3)。

U、神の被造物には年輪(年季)が組み込まれていたこと
 ★すなわち、神が3日目に陸に樹木を生えさせなさった時、1日で樹齢千年の大木も生えさせられたということです。
 ★そして、当然人間アダムを赤ん坊状態に造って哀れな孤児となさったのでなく、1日で一人で何でもできる成人男性にお造りになり、ただちに神と会話できるように言語能力をもつ人格としてお造りになったということです。
 ★ですから、アダムは鼻の穴に命の息を吹き込まれるや否や、一人の成人男性としての生活を開始し、神に命ぜられるがままに、エデンの園の動植物を管理する仕事に着手したのです。
 ★すなわち、進化論者が何万年何億年の生物進化の最高峰とする人間は、創世記に記されている最初の6日の第6日の24時間以内に全能の神の御手によって造られたということです。

 ★余談ですが、アダムは母親の胎から生まれたという体験がないので、母親とのきずなのしるしとしてのへそは無くても不思議ではありませんが、アダムにもへそはあったと思います。なぜなら、男子に必要がないはずの乳首を飾りとして与えておられる主はアダムのおなかにも飾りとしてへそを付けられたことでしょう。また、子孫の原型としても、なくてはならなかったと言えなくもないでしょう。

 ★さて、学者が何百万年もの年月をかけて、気象変化や地殻変動によって形成されたとするグランドキャニオンのような壮大な景観も神様の1日仕事による作品といえます。
 ★同様に地球から何億光年のはるかなたにある星雲も、いわばそのような年輪を組み込まれて神のみ手によって創造の第4日の24時間のうちに造られたのです。
 ★主イエスがカナの婚宴の席で大量の水を年季の入った高級なブドウ酒に一瞬のうちに変えられた奇跡
(ヨハネ2:1〜11)は、主なる神が初めの天地創造の業において、何万年何億年の年季の入った宇宙を6日間に造られた事実を傍証していると私たちキリスト者は考えます。
 ★そして、主イエスは、たとえ話によって、傲慢で不信仰な学者パリサイ人をふるいにかけ、つまづくに任せられたように、現代の自称知識人たちが学者のとなえる宇宙の年代の話などに惑わされて、聖書の天地創造論を捨てて、進化論を崇めるに任せておられるのでしょう。
 
V、創造論と進化論
 ★進化論は立証された真理ではなく、あくまでも仮説に過ぎません。ですから、進化論者は進化論信者であると言えます。
 ★創造論者も創造論信仰者ではありますが、私たち創造論者は、聖書の創造論はキリストの死からの復活という事実によって保証された真理であると考えます。
 ★主イエスは預言者ヨナが3日目に大魚の腹から救出されたように、ご自分が死後3日目に墓から復活して出てこられることを予告され、事実その通りに死なない栄光の体によみがえられました
(マタイ12:39)。この復活の事実こそ、主イエスが真理であり、世界唯一の救い主であるゆるぎない証拠であると聖書は語っています(使徒17:31)。また、死なない栄光のからだ、私たち信仰者が受け継ぐ天国のからだへの主イエスの復活は、主イエスのなさった奇跡の中の奇跡、しるしの中のしるしであると主は言っておられます(マタイ16:1〜4)
 ★したがって、キリストの復活こそ、聖書の創造論が真理であり、事実であることの主なる神の確認の証印であると、私たちキリスト者は信じます。

むすび
 ★人類の歴史も宇宙の歴史も、学者が説く程長い歴史を持つものでなく、最初の人間アダムの誕生などは数千年前の出来事に過ぎないと私たち聖書信仰者は考えます。また、聖書を読む人は、次の御言葉を熟読・黙想すべきです。

 
「よく聞いておくがよい。誰でも幼子のように神の国を受け入れる者でなければ、そこに入ることは決して出来ない」。ルカ18:17



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キリスト紀元2011年 12月 11日公開


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