聖書に関するQ&A

   

 Q.36 ダビデは何故、盲人や足なえを憎んだのか?

 A.ダビデは人間となられた神の御子イエスの先祖であり、救い主キリストのひな形ではありますが、完全無欠な人間ではありません。彼ダビデには、私たち普通の人間同様の欠点があり、罪の性質をもっていました。ダビデが盲人や足なえを憎むに至った事情はこうです。

 ★ダビデは全イスラエルの王に就任した後、その首都として、まだ異教徒エブス人の町だった神の約束の都エルサレムを選び、これを略奪すべくエブス人に戦いを挑みました。すると、エブス人は自分たちの町がガードの堅い難攻不落の町だと自負していましたので、「我々の中の最弱者である盲人や足なえでさえ、お前らを撃退できる」と豪語しました。
 ★この言葉を聞いたダビデは激怒して、家来に「誰でもエブス人を打とうとする者は、水くみの地下道を抜けて、ダビデが憎む、盲人や足なえを打て」と命じました。

 ★聖書注解者の中には、「ダビデの憎む盲人、足なえとはエブス人のことであって、ダビデは取り立ててこれらの弱者を憎んだ訳ではない」とダビデを弁護する人たちがいますが、その時、その現場でダビデの言葉を聞いた人々は、ダビデの意を汲んで「盲人や足なえは宮にはいってはならない」と言うようになったのですから、人々が、「ダビデは盲人、足なえを憎んでいる」と受け取っていたことは間違いありません(Uサムエル5:8)。

 ★ダビデは、ある時、自分を侮辱したナバルという名の男に激怒して復讐しようと決意していた時、後に彼の妻となるアビガイルという名の女性(ナバルの妻)に説得されて、思いとどまりました(Tサムエル25:1〜35)。

 ★ですから、この時も、エブス人の挑発に乗せられて、「ダビデの憎む盲人と足なえ」という不用意な言葉を吐いてしまったのでした。

 ★しかし、ダビデの子と呼ばれる救い主イエス・キリストの御心は、ダビデと違います。マタイ21:14を読むと、主が宮から商売人たちを追放なさった後、「宮の庭で、
盲人や足なえがみもとに来たので、彼らをお癒しになった」とあります。主は盲人や足なえを宮から追放したりすることなく、彼らを憐れんで癒し、彼らの体を正常な健康体に回復されました。

 ★また、旧約聖書でも、主なる神は「盲人・足なえの追放」を無効とし、エレミヤ31:8で「見よ。私は彼ら(神の民)を北の国(捕囚の地)から連れ出し、地の果てから彼らを集める。その中には
盲人も足なえもいる」と言っておられます。



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キリスト紀元2013年 9月 10日公開


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