5話 好きなマンガ作品

今回は私の好きな作品について語っちゃいます。

はじめの一歩(少年マガジン連載中)

 もちろんアニメの方も見てる。でもゴールデンタイムじゃないのがなあ・・・。夜中なのにかなりいい視聴率とってるようだし、もっといい時間にこれるといいのに。
 それにしても何がすごいかって、10年以上連載続けてもダレもせず、話も矛盾せず破綻せず、おもしろさを保っているところ。

 あのドラゴンボールだって最後の方は、「早く終わらせてあげればいいのに・・・ジャンプも酷よのお・・・」と思っていた。矛盾もある。そう、「少年ジャンプ」のマンガって敵がどんどん強くなって収拾つかなくなって、漫画家も疲れてきて、話がだれてくるか破綻するか、になる。登場人物の生活はほとんどバトルと試合だけ。

 それに較べて「一歩」はちゃんと生活シーンも描かれているし、それはそれでおもしろいし、敵は「少年ジャンプ」みたいにむやみに強くならず、常識内で盛り上げている。
 もちろん私個人の歳のせいもあるだろうが、ジャンプのキャラクターには共感できない。でも「一歩」に出てくるキャラクターには共感できる部分が多い。
 とにかくあれだけ長く、作品の質を落とさず続けているのは賞賛もの。
 ある意味「あしたのジョー」よりすごいと思う。

昴(スピリッツ連載中)

 まず画の魅力に惹かれた。話はかなりシリアスだが、盛り上げかたが上手い。今までにないバレエ漫画だと思う。

 「一歩」が努力で勝利を勝ち取り、成長していく親近感あるキャラクターに対し、「昴」は天から授かった人間ばなれした才能を覚醒させ、成長というより進化していくキャラクター。
 当然、親近感を持たせるキャラではないが、「昴」がどうなるのか、早く続きを読みたい、と思わせる。
 また、ヒロインの才能が他のマンガによくありがちな「恋愛の匂いのする男性」の助けによって開花していくというようなことがないのが、いい。(策略によって開花するが・・・)
 どんなに天才でも女性が主人公だと男の影がちらつくマンガが多い(有名なのはやはり「ガラスの仮面」とか)。そうしないと読者の共感が得られにくいのだろうが・・・。

 だが「昴」は違う。(亡くなった弟に面影のあるキャラが出てきた時は恋愛もからめるのかと思ったが、そうはならなかった。)
 いろいろなマンガ作品をみていると、孤独に自分の道をひた走るのは、男性キャラには多く見かけるが、主人公の女性キャラは非常に少ない。
 おそらく、これからも「昴」はこのスタンスをまもるのでは。
 バレエだけに人生を捧げる、真っ白い灰になるまで・・・「あしたのジョー」のように・・・。
 男のロマンじゃなく女のロマンじゃ。

 そういう意味では才能あふれるヒロインだった「タッチの南」とか「YAWARA」とかが、かすんで見える。(作品の質が違うから仕方ないけど)
 とにかく「昴」は読ませる作品だ。

ベルセルク(ヤングアニマル連載中)

 これはすごい話題になってから単行本でいっきに読んだ。でも雑誌で読むと話が進まないし、おまけによく休む。何だか心配だ。話は収拾つくのか、敵があまりに強すぎないか?グリフィスと決着つかないまま終わったりすることないよな・・・。

 それでも数あるマンガの中でも最高の人間ドラマだと思う。
 「はじめの一歩」が少年誌であるために出てくるキャラクターがほとんどいい人ばかりで、暖かい人間関係には共感できるけど、現実はなかなかこうは・・・とそこにあったのが「ベルセルク」。
 舞台は中世ヨーロッパ風の魔物や妖精は出てくるで、現実性から1番遠いと思ったら、人間性はリアリティがあって「一歩」とは違う意味で共感できる。
 人間がよく描けている作品だと思う。逆にファンタジーの世界だからこそ、悲惨でも人間の暗部、残酷なところが共感できたのかもしれない。

 それに主人公のガッツは相棒のパックもいるし、狂っちゃったけどキャスカもいるし、憎しみでも強烈なグリフィスとの深い人間関係がある。
 意外と孤独じゃない。暗いけど暗くない。そういう意味では「昴」の方が特定の人間との深い人間関係がない分(師匠のおばちゃんは死んでしまったし・・・)、孤独度が高い。
 とにかく、「ベルセルク」は熱い人間ドラマなのだ。

 現在、連載されているマンガの中で1番注目しているのがこの3本です。
 知らない人はぜひ読んでみてください。

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