6話 ああ、編集者

 大手の出版社の編集者はやっぱり高学歴。講談社と小学館はほとんどブランド有名校出身。集英社は講談社、小学館ほど有名校にこだわってないようだ。秋田書店は早稲田大出身がやけに多い。
 そんなマンガ編集者の中には本当は文芸の方にいきたかったとか、芸能雑誌、一般誌の編集をしたかったとか、たまにマンガなんて興味ないという編集者もいる。
 あるいは、少年誌青年誌をやりたいのに、少女誌やレディースコミックの方へ行かされたりして「少女マンガなんてわかんねー、なんで俺が少女マンガやんなきゃいけないんだよー」と嘆く編集者もいる。このケースは結構ある。
 異動の時期になると内心ビクビクしている編集者も多いのではないだろうか。

 そう編集者もサラリーマン、会社の人事には逆らえない。
 特に編集長は雑誌の部数が落ちれば、即、責任とらされ異動だ。ある編集長は資料室にとばされたり、編集長の肩書きだけそのままで、権限を剥奪され、会計みたいな仕事しかさせてもらえなかったり、その後異動の時期がくれば、おそらく編集と関係ない部署へ飛ばされる。
 そのため編集長はかりかりしている。部数が落ちれば、人気が落ちていくマンガ家以上にストレスをかかえ、胃に穴があく思いだろう。
 ウワサでは、昔、部数が落ち込んでいった少年ジャンプの編集長は、部下の編集者たちの座っているイスや机を蹴りまくったという。編集者はただ嵐が過ぎ去るのを待つしかなかった。
 編集部は体育会系のところが多い。
 それでも最近は少年誌青年誌に1人2人、女性編集者をみかけることが多くなり、多少編集部のフンイキが変わったかも・・・(でも集英社は見かけたことないなあ・・・バイトの女性はいるようだけど・・・)
 そして契約編集者もいる。いわゆる社員でないので不安定な立場だ。出版業界も不況なのでこれから増えると思う。(モーニングは他に較べて契約編集者が多いような・・・)

 怖い怖い編集長、そしてもっと怖いのは意に沿わない人事異動。
 ちなみにハンサムな編集者は少女誌やレディースコミックへいく率が高いとか・・・。秋田書店では少女誌やレディースコミックの編集長はなるべくカッコイイ人にやってもらうとか・・・と「ヤンチャン」の編集から聞いたぞ。

 ああ、編集者も大変・・・。生活はかなり不規則。離婚も多いと聞く。
 小学館、講談社、集英社の編集者の出社時間は午後3時ごろ。帰りは夜中か明け方。(でも秋田書店は午前10時か11時には出社、午後7時か8時にはほとんど社にはいない。作家のところにはいるかもしれないが・・・)
 でもその分、夜勤手当みたいのがつくので大手3社はかなり給料がいいらしい。ま、じゃなきゃ、やってられないわな・・・。
 相手するマンガ家が人気作家なら年収数千万は当たり前、アニメになれば億の単位。昔、高橋留美子先生は「歩く8億円」と言われていたことがある。

 特に自分の育てた若いマンガ家が貧乏から、あっという間に自分の年収を抜き、大金持ちになっていくのを内心どう思っているのだろう。「俺があいつを育てた」という満足感でやっていくしかない。

 編集者は、マンガ家の良きパートナー、理解者、協力者、お守役、育ての親、チェック係、1番目の読者、あるいは天敵?ま、大変な職業である。

 ということで次回、担当編集者と相性が悪かったらどうするか、を記します。

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